2018.06.20 Wednesday
紅色的手巾
今朝も4時前に目が覚めて台湾人歌手が歌う裕次郎を聴いていた。同じ日活でも、台湾では石原裕次郎より小林旭のほうがはるかに人気があるから、アキラの歌をカバーする歌手は多くても裕次郎を歌う人は少ない。
「在洋槐花底下 那位姑娘愉愉地擦拭著眼底 紅色的手巾啊! 不知是因怨恨而湿了目眶 儘管如此涙水還是満溢而出 アカシヤの花の下で あの娘がそっとまぶたを拭いた 赤いハンカチよ 恨みに濡れた目がしらに それでも涙はこぼれて落ちた」
この歌が出来た時代は、アカシアとアカシヤ、ケニアとケニヤ、ハンカチとハンケチという呼称が混在していた。ちなみにこの歌より3年くらい前に流行った西田佐知子の歌は、「アカシアの雨がやむとき」。植物の正しい和名はニセアカシアだから、そこんとこよろしく。
上記の中国語では、アカシアを洋槐としているが、棘槐という言葉も使う。槐(エンジュ)も同じマメ科だけれど、ニセアカシアには棘があるから(棘のないニセアカシアもある)、棘槐のほうが科学的ではある。東京ではニセアカシアの花は2カ月前に散ってしまったけど、エンジュの花はこれからだ。きのうの夕方、井の頭通りの三鷹駅北側あたり、エンジュの並木の様子を見に行ったのだが、小さな蕾がびっしりついていた。白い花が満開になるのは今月末だろう。
というわけで、これから朝風呂入って朝ビールしてから今日の予定を決めるぞ。
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